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ノリさんに続投要請へ…協会 W杯連覇へ経験、実績を重視

[ 2012年9月5日 06:00 ]

日本―ドイツ戦を観戦するなでしこジャパンの佐々木監督

 日本サッカー協会が9月に任期を満了するなでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)に対し正式に続投要請する方針を固めたことが4日、分かった。日本協会幹部が明かしたもので、既に女子委員会としての草案をまとめている段階で近日中にも要請する見通し。最終的には10月の理事会に諮り決定の方針だ。

 ロンドン五輪後、日本協会は早急に後任の人選に着手。複数の候補が挙がる中、協会幹部は「次の監督もW杯で優勝とか4強とか結果を出せる人。そのためには経験、実績がないと」と明言。その条件を満たすことができるのはW杯制覇、ロンドン五輪銀メダルという実績を残した佐々木監督をおいて、他に見当たらなかった。

 一方、五輪期間中は勇退を示唆していた佐々木監督も、大会後は徐々に言動が変化し、続投に意欲的な発言も見られる。日本協会幹部は「いい傾向です」と期待を隠さない。U―20W杯で、躍進を見せた「ヤングなでしこ」を率いる吉田弘監督も有力候補に挙がるが、あくまで本命は佐々木監督で一本化。日本が世界に誇る名将の決断が注目される。

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2012年9月5日のニュース