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奥寺氏らが殿堂入り ダイヤモンド・サッカーの金子アナも

[ 2012年8月21日 17:46 ]

 日本サッカー協会は21日、功労者を顕彰する「日本サッカー殿堂」に入る4氏を発表し、長年顕著な功績を残した人物を選ぶ投票選考で、日本初のプロ選手となった奥寺康彦氏(60)と日本リーグ(JSL)歴代1位の272試合に出場した永井良和氏(60)が殿堂入りした。

 奥寺氏は1977年にドイツへ渡り86年まで、ケルンやブレーメンなどでプレー。引退後はJリーグの市原(現J2千葉)監督や横浜FC社長などを歴任した。永井氏は埼玉・浦和南高時代に高校3冠を達成し、人気漫画「赤き血のイレブン」のモデルとなった。

 普及に功績のあった人物を対象とする特別選考では、金子勝彦氏(77)と故奈良原武士氏(ペンネーム鈴木武士)を選んだ。金子氏はサッカー実況アナウンサーの草分けで、68年から約20年にわたり「三菱ダイヤモンド・サッカー」を担当した。奈良原氏は共同通信社記者としてワールドカップ(W杯)を70年メキシコ大会から4大会連続で取材し、日本協会機関誌の編集長を務めたほか多くの著書を残した。

 9月10日に東京・日本サッカーミュージアム内の殿堂で掲額式典を開く。

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2012年8月21日のニュース