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小児ぜんそくに苦しんだ…大津の母「運動は無理だと思っていた」

[ 2012年7月27日 06:52 ]

<日本・スペイン>前半、決勝ゴールを決め喜ぶ大津

ロンドン五輪男子1次リーグD組 日本1-0スペイン

(7月26日 グラスゴー)
 前半34分にCKから右足で先制ゴールを決め、関塚ジャパンを“グラスゴーの奇跡”に導いた大津祐樹(ボルシアMG)。一瞬のスピードでスペインのマークを振り切った22歳は「決められてよかった。気持ち良かったっす」と胸を張った。

 大津はアスリート一家のDNAを受け継ぐ。やり投げ選手の父、跳躍選手の母との間に次男として誕生。ただ五輪戦士になるまでの道のりは順風満帆ではなかった。母・由美子さん(49)は「この子は運動は無理だと思っていた」と振り返る。幼くして小児ぜんそくを患い、アレルギー反応からリンパの腫れに悩まされた。苦難の道が一層、大津をたくましくした。

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2012年7月27日のニュース