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小笠原、早期復興へ全力「大切なのは忘れないこと」

[ 2012年7月22日 06:00 ]

前半、遠藤(右)をかわしてパスを出す小笠原

東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチ TEAM AS ONE 4-0 Jリーグ選抜

(7月21日 カシマ)
 「Jリーグ TEAM AS ONE」の主将を務めたMF小笠原が魂のこもったプレーを見せた。

 前半12分に激しいスライディングで相手ボールを奪取すれば、前半36分には正確なロングパスで梁勇基の先制弾を演出。前半23分には主審の目を盗んで直接FKの位置を5メートル近く前に動かし、デルピエロの“見せ場”をお膳立てした。試合前には「いろんな思いを背負っているので、勝ちにこだわろう」とチームを鼓舞。ピッチを退いた後半は、テレビ中継の副音声にゲスト出演してイベントを盛り上げた。

 6月には被災地にグラウンドを造るための「岩手グラウンド・プロジェクト」を発足。会場ではグラウンド建設資金の募金活動を行い、204万7222円を集めた。「一番大切なのは(震災を)忘れないこと。今回の試合が復興のスピードアップにつながってくれれば」。ハーフタイムにウエーブが起こるなど一体となったスタジアムの雰囲気に、早期復興への希望を見いだしていた。

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2012年7月22日のニュース