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阪口兄がなでしこ応援歌 「GOOD LUCK!」作った

[ 2012年7月8日 06:00 ]

なでしこジャパンの勝利を願い、Vサインをつくるchaqqのメンバー(左から)冨田順平さん、阪口憂也さん、星大介さん

 ロンドン五輪で金メダル獲得を目指すなでしこジャパンに“非公式”ながら応援ソングが誕生した。MF阪口夢穂(24=日テレ)の実兄・憂也さん(26)が所属し、地元の大阪や東京を中心に活動するロックバンド「chaqq(チャック)」が、大舞台に臨む妹とその仲間たちへの思いをこめた応援歌「GOOD LUCK!」を完成。歌を通して、なでしこジャパンにエールを送った。

 2大会連続で五輪メンバー入りを果たしたなでしこジャパン不動のボランチに、力強くうれしい援軍が加わった。

 「妹を応援するために勝手に作らせてもらいました。夢穂もchaqqをずっと応援してくれているので…」と阪口の兄・憂也さん。chaqqはボーカル&ギター担当の星大介さん(26)、ベース担当の冨田順平さん(26)、ドラム担当の憂也さんで07年に結成したロックバンドで、インディーズながら大阪や東京を中心に全国で年間平均100本のライブをこなす。既にCDも3枚リリース。全員がサッカー経験者で、3人が昨夏なでしこジャパンの岡山合宿を見学したり試合観戦に訪れる一方、阪口も何度もライブに足を運ぶなど兄以外の2人とも仲がいい。

 そんな3人が応援ソング制作に動いたのは自然な流れで、3分56秒で完成した1曲はアップテンポでノリノリの曲に仕上がった。作詞、作曲を担当した星さんは「あの花のように」というフレーズについて「もちろん、なでしこの花のことです」と笑顔を見せ「2番のテーマは絆。この曲を聴いて頑張ってほしい」とメッセージ。冨田さんが「世界と言わず宇宙に羽ばたいてほしい」と話せば、阪口がサッカーを始めるきっかけとなり、今でも妹とリフティング対決をするという憂也さんは「夢穂の兄で良かった。思いっきりぶちかまして来い!」とエールを送った。

 「小さい頃、サッカーのうまい兄に憧れていた」という阪口。大好きな兄とその仲間たちから唯一無二のプレゼントを受け取り、ロンドンでは必ず大きな花を咲かせてくれるはずだ。

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2012年7月8日のニュース