白星遠いＣ大阪　山口＆扇原“勝って代表へ”

Ｊ１第１７節 Ｃ大阪―横浜

（7月7日 ニッパ球）
　勝って壮行試合に弾みをつける――。Ｃ大阪のロンドン五輪代表ＭＦ山口と同ＭＦ扇原が、７日に迎える横浜戦（ニッパ球）での約１カ月半ぶりの勝利を誓った。

　５月２５日の名古屋戦を最後に白星から遠ざかる中、チームは６日に大阪市西成区で最終調整。同代表でダブルボランチを形成する２人は戦術練習などで軽快な動きを見せた。

　１１日には五輪に向けた国内最終戦となるニュージーランド戦を控えているだけに「代表に選ばれてホッとした部分はあるけど…。チームでしっかりと勝ってから行きたい」と山口。呼応するかのように、コンビを組む扇原も「キヨくん（清武）らがいなくなって戦力が落ちたとは言われたくない。勝って気持ちよく行けたら」と続けた。

　対峙（たいじ）する横浜には同じく代表に選出されたＦＷ斎藤がいるものの、「特徴は分かっている」と山口は強気だ。チームは現在、降格圏寸前の１５位。チームで、そして関塚ジャパンでも屋台骨を支える２人が、浮上のキッカケとなる白星を呼び込み代表へと乗り込む。