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オマーン W杯最終予選失格も…FIFAが警告

[ 2012年7月5日 06:00 ]

 14年W杯アジア最終予選で日本と同じB組のオマーンが予選から除外される可能性が出てきた。国際サッカー連盟(FIFA)が4日、同国協会に資格停止処分を科す可能性があると発表した。昨年8月のオマーン協会理事選に関し、国内3クラブが不正があったとして結果の無効化を求めて一般の裁判所に提訴。6月25日に二審で訴えが認められ、理事会解散を求める判決が下された。

 サッカーに関する紛争で一般の裁判所による解決自体を認めていないFIFAは判決が有効になれば規約で禁じている「第三者の介入」にあたるとして、同協会に「即時かつ無期限の資格停止処分」に直面すると警告した。

 警告書はオマーン協会から全クラブや政府関係者に転送され、協会は問題の3クラブに提訴を取り下げるよう求めるなど対応した。しかし、問題解決の見通しは立っていない状況で、協会が資格停止処分を受けた場合は代表やクラブが国際試合に出場できなくなる。

 初のW杯出場を目指すオマーンは6月3日の最終予選初戦こそ日本に0―3と完敗も、オーストラリアをホームに迎えた同8日の第2戦では0―0の引き分け。同12日のイラク戦も1―1で勝ち点1を挙げた。消化が1試合多いとはいえオーストラリアとイラクに並ぶ勝ち点2と健闘。日本とは11月14日にホームでの対戦を残している。予選途中での出場停止処分は出場権の行方に大きな影響を与えかねないだけに成り行きが注目される。

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2012年7月5日のニュース