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スペイン4発大勝!史上初のEURO連覇&主要大会3連覇

[ 2012年7月2日 06:23 ]

<スペイン4―0イタリア>史上初の欧州選手権連覇を達成したスペイン代表

欧州選手権決勝 スペイン4―0イタリア

(7月1日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は1日(日本時間2日)、決勝が行われ、スペインがイタリアに4―0で大勝し、史上初の2大会連続となる3度目の優勝を飾った。スペインは10年W杯も含めた主要国際大会3連覇の偉業も達成。
【試合結果】

 試合は開始から両チームの激しいプレスの応酬で展開。前半2分、MFピルロがシュートを放つが、大きく外れる。イタリアが最初のシュートを打つが、技術とパスワークに勝るスペインがすぐに主導権を握る。

 同11分、MFシャビがワンツーから打ったシュートはクロスバーの上に外れる。同14分、FWイニエスタのスルーパスに、右サイドを抜けたFWセスクが、ゴールラインぎりぎりの位置から中央マイナス方向に折り返す。走りこんだFWシルバが、頭でゴール左隅に叩き込んで、スペインが先制。

 1点を追うイタリアだったが、同21分DFキエッリーニが負傷で早くもDFバルザレッティと交代するアクシデント。同29分、ペナルティーエリア左でボールを持ったFWカッサーノが、DFアルベロアをかわしシュートを放つが、GKカシージャスがキャッチ。同33分、右サイドからカッサーノが強烈なミドルシュートを放つが、GKカシージャスがセーブ。

 イタリアが攻勢に出るかと思われたが、同41分、スペインが追加点を奪う。シャビのスルーパスに、走りこんだDFジョルディ・アルバが左足でゴールを決めた。前半はスペインの2点リードで終える。

 イタリアは後半開始からカッサーノに代えて、グループリーグのスペイン戦で得点を決めたFWディナターレを投入する。後半開始直後、右サイドのクロスにディナターレが頭で合わせるが、ボールはクロスバーの上に外れる。

 同16分、またもやイタリアにアクシデント。わずか4分前に投入されたMFモッタが、右太もも裏の痛みを訴えて、ピッチを離れる。イタリアは3人の交代枠を使い切っていたため、1人少ない苦しい状況となる。

 数的優位となったスペインは試合を完全に支配する。同39分シャビのスルーパスに、途中交代のFWフェルナンド・トーレスが決めると、4分後にも途中交代で入ったFWマタが、F・トーレスのアシストで加点。

 接戦も期待された試合は、王者スペインが力の差を見せつけ、大量4点を奪う結果となった。史上初の2大会連続となる3度目の優勝を飾ったスペインは、10年W杯南アフリカ大会も含めた主要国際大会3連覇の偉業も達成。

 イタリアは前半のシュート数は同数(8本)だったものの、決定力の差を見せつけられてリードされる。後半序盤に交代枠を使い切った後、2人目の負傷者を出す不運で、その後は数的不利で完全に支配されて完敗。00年以来となる3度目の決勝進出だったが、44年ぶり2度目の優勝はならなかった。

 15回目となる次回の欧州選手権は、2016年にフランスで行われる。

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2012年7月2日のニュース