×

ボール支配率約7割シュート24本!強いドイツ ギリシャを粉砕

[ 2012年6月23日 06:29 ]

<ドイツ4―2ギリシャ>先制弾を決めたドイツ代表の主将ラーム

欧州選手権準々決勝 ドイツ4―2ギリシャ

(6月22日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は22日(日本時間23日)、準々決勝の1試合が行われ、ドイツがギリシャを4―2で下し、2大会連続のベスト4進出を決めた。
【試合結果】

 “死の組”を全勝で突破したドイツは、FWゴメス、MFポドルスキ、MFミュラーに代えて、FWクローゼ、MFロイス、MFシュールレを起用。ギリシャは主将MFカラグニスとDFホレバスの出場停止で苦しい状況。試合は開始からドイツが圧倒する。

 前半4分、MFケディラのシュートをGKシファキスが弾いたところに、クローゼが詰めて押しこむ。ドイツが早くも先制かと思われたが、オフサイドの判定。同23分、中盤でのパスまわしがからペナルティーエリア右で、エジルがシュートを打つが、GKが正面でセーブ。同25分、ペナルティーエリア右のロイスにパスが通るが、放ったシュートはゴール右に外れる。

 ギリシャはスペースを埋めてボールを奪ったら、素早く前線に持ち込んでカウンターを狙う。同27分、右サイドにFWサルピンギディスが抜け出すが、GKノイアーが飛び出してクリア。ギリシャのチャンスにスタジアムは沸くが、その後は再びドイツペース。

 同39分、ドイツが先制に成功する。ペナルティーエリア左で、主将DFラームが放ったシュートは、GKシファキスが懸命に伸ばした手でふれるが、ゴール右隅に決まる。前半はこのまま終了。

 後半開始からギリシャは、FWゲカスとMFフォタキスを投入して1点を追う。ゲカスをワントップに配置して、ボールを奪ったらカウンターをしかける戦術を徹底。後半10分、右サイドを抜けたFWサルピンギディスが持ち込むと、グラウンダーのクロスにFWサマラスが飛び込んで、GKノイアーともつれながらも押し込んで、ギリシャが追いつく。

 同16分、右クロスにケディラがボレーシュートを叩き込んで、ドイツが再び1点をリードすると、同23分右FKにクローゼが頭で決めて加点。さらに同29分、スルーパスに抜けたクローゼがGKと1対1になると、放ったシュートはGKに当たるが、こぼれたボールをロイスがボレーシュートで叩きこんで、ドイツが4―1とする。

 同44分、左サイドからDFトロシディスのクロスが、DFボアテングの手に当たりハンドの判定。サルピンギディスがPKを決めて、ギリシャが2点差とする。試合はこのまま終了し、ドイツが4―2で快勝した。

 ドイツは後半序盤にいったんは追いつかれるが、ボール支配率約7割(66%)と終始落ち着いた試合運びで、シュート24本を放った。再びリードすると次々と加点し、準優勝した前回大会に続き、2大会連続ベスト4進出を決めた。

 ドイツは28日(日本時間29日)準決勝で、24日(同25日)に行われるイングランド―イタリアの勝者と対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2012年6月23日のニュース