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希望はプレミアかセリエ 川島が移籍志願「高いレベルでプレーを」

[ 2012年6月15日 15:48 ]

「Global Athlete Project」一周年記念記者会見で笑顔を見せる日本代表GK川島永嗣

 サッカー日本代表GK川島永嗣(29)が15日、都内で行われた「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」1周年記念記者会見に出席した。

 世界を目指す日本のアスリートを語学面で支援するプロジェクト。発足から一年が経ち、112名の日本人アスリートが参加している。今季、ベルギー1部リールセでプレーした川島は、海外で活躍する上での語学の重要性を改めて強調した。

 川島は同プロジェクトのアンバサダーとして、海外移籍する代表選手にも実用外国語トレーニングソフト「RosettaStone」を薦めており、独レバークーゼンに復帰するMF細貝萌(26)も勉強中。3年間で300人をサポートすることを目標に「アスリートだけでなく、もっともっと他のジャンルの多くの人に」と更なる広がりにも意欲を見せた。

 「自分ができないって思わないこと。チームメートも自分が伝えようとすることで、人としても受け入れてくれる」。英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、オランダ語を学ぶ語学堪能な守護神。毎日、朝食前の時間帯に「RosettaStone」で勉強。チームメートとの会話も学びの場と捉え、楽しみながら自身の生活に取り入れていることが語学の上達につながっている。

 「ミスを恐れずにしゃべることが自信につながっていく。自信をもってやっていくことがパフォーマンスの自信にもつながっている」とプレーへの影響も実感。この日は6カ国語で「こんにちは」を披露する場面もあった。

 今後の夢を聞かれるとイタリア語で「たくさんの国でプレーしてみたいし、より高いレベルでプレーしたい」と力を込めた。報道陣から具体的には?と聞かれると「英語が使える国、イタリア語が使える国、自分が使える言語の国は馴染みやすいかな」とイングランド・プレミアリーグ、セリエAを希望していることを口にした。

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