×

“英雄”シェフチェンコが2発!ウクライナ スウェーデンに逆転勝利

[ 2012年6月12日 06:04 ]

<ウクライナ2―1スウェーデン>2得点を決めたウクライナの“英雄”シェフチェンコ

欧州選手権1次リーグD組 ウクライナ2―1スウェーデン

(6月11日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は11日、1次リーグD組ウクライナとスウェーデンの対戦は、シェフチェンコの2得点で開催国ウクライナが2―1で逆転勝利を飾った。

 開催国の登場に盛り上がる観客の声援も後押しし、試合は序盤からウクライナペースで進む。前半23分、カウンターからFWシェフチェンコが相手DF陣の裏を抜けると、絶好のチャンスをむかえる。しかし、シュートはゴール左に外れる。前半37分には、MFヤルモレンコがシュートを打つが、これはGKイサクソンにセーブされる。

 スウェーデンはカウンターから何回かチャンスをむかえるが、前半39分イブラヒモビッチが頭で合わせたシュートは、わずかにゴール右にそれた。

 前半はウクライナが60%を超えるボール支配率と、スウェーデンを上回る数の好機を作りだすが0―0で終了。

 後半7分、スウェーデンのFWイブラヒモビッチが、MFケルストレームのグラウンダーのクロスを、足で合わせて先制弾を決める。劣勢だったスウェーデンが、絶対的エースの一発で均衡を破る。

 しかし、わずか3分後にウクライナの“英雄”が同点弾を決める。ヤルモレンコのクロスに、シェフチェンコが頭で合わせてゴールに叩きこむ。さらに同17分、左CKにニアサイドでシェフチェンコが足で合わせると、ボールはネットを揺らし、ウクライナが逆転。

 その後はお互い得点はなく、試合終盤にスウェーデンの猛攻をしのいだウクライナが、勝ち点3を獲得した。

 スタジアムは試合終了のホイッスルと同時に歓喜に包まれ、2得点を決めた35歳の母国の“英雄”には惜しみない拍手が送られた。

続きを表示

2012年6月12日のニュース