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ザック監督 ウズベキスタン戦の教訓生かす「常に数的優位をつくれ」

[ 2012年5月31日 06:44 ]

ウォーミングアップで、ザッケローニ監督(左端)を前に、中村、岡崎、本田、吉田がボールを追う

W杯アジア最終予選グループB 日本―オマーン

(6月3日 埼玉)
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が、6月3日のW杯アジア最終予選初戦(埼玉)の相手オマーンのカウンター対策に乗り出した。

 脳裏に焼き付いているのは、相手の速攻に屈し0―1で敗れた2月のアジア3次予選ウズベキスタン戦だ。

 敗因は両サイドバックに加え中盤選手までもが相手陣に入りすぎて、守備面で数的不利を招いたこと。オマーンはプレミアで活躍する世界的GKハブシ(30=ウィガン)を中心に堅守速攻が予想される。攻撃陣ではオーストラリアをカウンター一発で葬り去った3次予選2得点のFWアマド・アルホスニ(27)の名を挙げ、警戒指令を下した。

 1―0で勝利する“イタリアの美学”を信奉する指揮官にとって、二の舞いを演じるわけにはいかない。すでにオマーンを丸裸にしており、横パスやバックパスを狙ってくることも熟知。練習ではピリピリとしたムードで「数的同数ではなく、常に数的優位をつくれ」とイタリアでは基本的な守備鉄則を叩き込んだ。

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2012年5月31日のニュース