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CBで生き残る!U23山村、公式戦初体験へ

[ 2012年5月23日 06:00 ]

大岩(左)と激しく競り合う山村

トゥーロン国際大会・1次リーグ 日本―トルコ

(5月23日 イエール)
 トゥーロン国際大会に出場するU―23日本代表は23日、トルコ代表との第1戦に臨む。守備力強化の一環として、今大会はボランチとしてチームをけん引してきた山村和也(22=鹿島)をセンターバック(CB)でテストすることが濃厚で、ケガに泣かされた山村にとってはメンバー生き残りへのビッグチャンスが到来した。

 山村のコンバートは、4月に行われた宮城合宿でもテストする予定だった。しかし、ボランチの扇原が左膝痛で急きょ離脱し、実現に至らなかった経緯もある。山村は22日の練習でも連動する動きなどを確認し「コミュニケーションをとって、共通意識を持ってやりたい」と意気込んだ。

 1月のU―23カタール代表との練習試合では後半45分のみCBで出場したが、五輪代表の公式戦では初体験となる。

 いきなり世界の強豪相手で試されることになるが、最終ラインのコントロールも「(鈴木と)2人で声を掛け合いたい」と不安なしを強調した。もともと「プロではCBで勝負したい」と強く希望するポジションでもあり、本人のモチベーションも高い。関塚監督は今大会で「選手を見極める」と断言しているが、山村が最終ラインの要として機能すれば、大きな収穫を得ることは間違いない。

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2012年5月23日のニュース