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浦和 名古屋討ち3位浮上!腰痛指揮官も上機嫌

[ 2012年4月29日 06:00 ]

<名古屋―浦和>持病の腰痛が悪化し、椅子に腰掛けて指揮を執った浦和・ペトロビッチ監督

J1第8節 浦和2-1名古屋

(4月28日 瑞穂陸)
 浦和が敵地で名古屋を下し、再び上位戦線に名乗りを上げた。21日の大宮戦に敗れ、2位から6位に後退。一部サポーターがバスを取り囲む騒動に発展した。そのうっ憤を晴らした。

 前半23分、カウンターからマルシオ・リシャルデスが先制。4分後に追いつかれたが、後半23分にPKを獲得。これをマルシオ・リシャルデスが冷静に決めてリードを守り抜いた。同じ失敗は繰り返さない。「大宮戦のビデオを見ながら選手同士で話し合った。もっと戦う気持ちを出そうということを確認した」と槙野。柏木は「修正して上位の名古屋に勝って連敗を防げたことは大きい」と胸を張った。

 ペトロヴィッチ監督は数週間前から持病の腰痛が悪化。許可を得てベンチ外の椅子に腰掛けて指揮を執っている。スタジアム内の移動には車椅子を使用するほどだが、試合前の「勝ったら私は走ってみせる」という鼓舞に、選手たちは「だったら勝って走ってもらおう!」と奮い立った。

 昨季15位のチームがここまで5勝1分け2敗。敗戦を引きずらず連敗しないのが好調の要因だ。苦い経験を薬にしながらチームは着実に進化している。

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