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清武、浦和戦で“祝砲”!ニュルンベルク移籍基本合意

[ 2012年4月19日 06:00 ]

<浦和・C大阪>前半11分、C大阪・清武(左)はゴール決め、チームメートから手洗い祝福を受ける

ナビスコ杯A組 C大阪4―1浦和

(4月19日 埼玉)
 C大阪のMF清武弘嗣(22)がドイツ1部ニュルンベルクへの移籍で基本合意に達したと、17日付の地元紙AZの電子版が報じた。あとはクラブ間での交渉を残すのみとなった。ニュルンベルクはU-23日本代表のエースのロンドン五輪出場も後押しする方針だという。18日のナビスコ杯・浦和戦に先発出場した清武は、1得点2アシストなど全4ゴールに絡む活躍で、チームの勝利に貢献した。

 清武のニュルンベルク移籍が、さらに現実味を帯びてきた。17日付の地元紙AZの電子版によると、同クラブのバーダー・スポーツディレクター(SD)は「われわれは選手と合意している」と発言。あとはクラブ間での交渉を残すのみとなっているという。来年1月までC大阪と契約を残す清武に対して、違約金として約100万ユーロ(約1億円)を用意し、代理人サイドと交渉を重ねてきた。

 C大阪のクラブ幹部が「昨年から興味を持たれていることは知っているが、具体的な話はまだ一切こちらに来ていない」と話しているように、正式オファーは届いていない。それだけに、同SDは「まだ決定はしていない。交渉はもう少し時間がかかるかもしれない」と慎重な言葉も付け加えた。

 FIFAは23歳以下の選手の五輪招集について、各国協会に拘束力があると発表したが、報道によれば、同SDは清武の五輪出場についても言及。「われわれとしては問題ない」としており、ロンドン行きを全面支援する構えだという。以前から五輪のピッチに立つことを熱望してきただけに、移籍を後押しする好条件ともいえる。

 この日、ナビスコ杯の浦和戦に攻撃的MFとして先発した背番号8は、前半11分に約25メートルのミドルシュートを突き刺して先制点をゲット。さらに2アシストもマークするなど、4得点全てに絡む活躍でチームの勝利に貢献した。「シュートの意識をしっかりと持ってやろうと思っていた。きょうは出来すぎなくらい良かった」。欧州から熱い視線を送られる22歳は、充実した表情を浮かべていた。

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