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故松田さんの仲間が被災地でサッカー教室

[ 2012年4月15日 18:50 ]

 急逝したサッカー元日本代表DF松田直樹さんの追悼試合の収益などを活用したサッカー教室が15日、盛岡市内で開かれ、被災地の小学生など150人が、松田さんのチームメートら元Jリーガー4人の指導を受けた。

 横浜マリノスで松田さんと同期だった安永聡太郎さん(35)や、元日本代表DFの田中誠さん(36)らが講師役を務め、パスやシュートを教えた。安永さんがオーバーヘッドキックを決めると「かっこいい」と大きな歓声が上がった。

 松田さんは昨年8月に急性心筋梗塞のため34歳で死去。教室は元日本代表選手やチームの仲間らが出場して今年1月に開かれた「メモリアルゲーム」の収益などで運営。被災した宮城、岩手、福島の3県では初開催となった。

 岩手県陸前高田市立高田小6年の熊谷匠悟君(11)は「すごい技術が習えて楽しかった。自分もJリーガーになりたい」と笑顔を見せた。

 安永さんは「被災してつらい思いをしている子もいるだろうけどサッカー少年だった直樹のように、仲間と一緒に一歩ずつ前を向けるようになってほしい」と話した。

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2012年4月15日のニュース