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浦和2位浮上!阿部 2年前と同じ日に復帰初ゴール

[ 2012年4月15日 06:00 ]

<浦和―神戸>後半、先制ゴールを決めガッツポーズする浦和の阿部(左)

J1第6節 浦和2-0神戸

(4月14日 埼玉)
 阿部の復帰後初ゴールなどで、浦和が神戸に2―0で快勝した。0―0で迎えた後半8分、新主将の待望の初得点が生まれた。柏木の左CKはファーサイドの阿部の足もとにピタリ。右足のトラップから左足で冷静に流し込み、均衡を破った。先制点で勢いづくと、後半32分にはマルシオ・リシャルデスが約25メートルのFKを直接ゴール左隅に蹴りこんで勝負を決めた。

 阿部の日本での得点は10年4月14日のナビスコ杯神戸戦(ホームズ)以来。日付も相手も同じなら、勝ち越し弾というのも同じ。「気持ちよかった。そろそろ1点ぐらいは入れたいなと思っていた。素晴らしいサポーターの前で決められてよかった」。今季ホームは3試合すべて雨。悪天候でも声援を送り続けるサポーターにささげる2年ぶりの運命的なカムバック弾だ。

 これでリーグ戦の神戸戦の連敗を5でストップ。勝ち点を13に伸ばし、首位の仙台と勝ち点3差をキープし、2位に浮上した。「まだ6試合が終わっただけ。勝った試合の次が大事だから」。名門復活を託された男の口調は穏やかだが、誰よりも貪欲に勝利を追い求めている。

 ≪マルシオ 最多記録まであと1つ≫浦和MFマルシオ・リシャルデスが直接FKでダメ押しゴール。直接FK弾は浦和移籍後は初で、新潟時代と合わせて通算14得点目。10年には直接FKのシーズン最多得点(7点)を記録したが、精彩を欠いた昨季は1点もなかった。これでJ通算直接FKゴール最多記録(15点)の三浦淳(横浜FC)遠藤(G大阪)とは1点差。マルシオの特技復活は、最近5試合4勝1分けと好調なチームの新たな得点源となりそうだ。

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