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関塚J、五輪へバトロワ!新戦力金崎&大前が主力組

[ 2012年4月11日 06:00 ]

<U―23代表候補合宿>MF金崎(右)と競り合うFW大前

U―23代表候補合宿

 U―23日本代表候補合宿が10日、宮城県内で行われ、試合形式の練習では主力組のトップ下にアジア予選で招集されなかった金崎夢生(23=名古屋)、右MFに初招集の大前元紀(22=清水)が入った。アジアを勝ち抜いたメンバーといえどもレギュラーの保証はなく、五輪で勝ち抜くためのメンバー選びのスタートとなった。11日に仙台と練習試合を行い、短期合宿を終える。

 関塚監督が大改造に着手した。試合形式の練習の1本目で主力組のトップ下に入ったのは、金崎だった。五輪予選では一度も招集されていないが、技術の高さとフィジカルの強さはこの世代では屈指だ。さらに突破力のある大前も初招集ながら主力組の右MFに入り、セットプレーではキッカーに指名された。「(キッカーの)自信はある。あすの試合は大事になる。結果を残したい」と大前は力強く話した。その一方で、最終予選6試合で5試合に先発した左サイドバックの比嘉は控え組に回り、代わりに吉田が入った。主将の山村も控え組に甘んじた。

 「五輪では結果が求められる。いい結果を出せるようにベストのメンバーをしっかり選考していきたい」と関塚監督。これまで、10年広州アジア大会優勝メンバーを軸に一体感を重視したチームづくりに徹してきたが、欧州や南米、アフリカの強豪と渡り合うためにはチームの絆だけでなく個の力も必要となる。アジア予選ではメンバーを大幅に代えなかったが、ここに来て大胆な入れ替えに出た。し烈な競争を経て、五輪メンバーは絞られていく。

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2012年4月11日のニュース