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永井 2戦連発弾!ケネディ“代役”で結果出す

[ 2012年4月8日 06:00 ]

<名古屋―鳥栖>前半、決勝ゴールを決め笑顔の名古屋・永井(左)

J1第5節 名古屋1-0鳥栖

(4月7日 豊田ス)
 ストライカーの本能が目覚めた。前半27分、ダニルソンの左サイドからの高速クロスに、名古屋のU―23日本代表の永井が頭から突っ込んだ。低い弾道でワンバウンドする難しいボールだったが、きっちり合わせてゴールネットを揺らした。

 「飛び込もうと思っていた。当てれば入るかなと」。得点機がほとんどない中、一発で仕留めた今季2点目。公式戦では3日のACL・天津泰達戦に続く2戦連発。ケネディが腰痛でベンチを外れたことで今季初めてセンターFWに入ったが、すぐに結果を出した。

 プロ1年目の昨年は慣れないサイドのポジションに苦しみ、リーグ戦は3得点に終わった。チーム戦術に慣れた今年は開幕戦こそ途中出場だったものの、その後は4試合連続で先発出場。「試合を長い時間やっているからじゃないですか」と話すように、使われ続けて得点感覚を取り戻した。

 「今年はクオリティーの高いプレーを見せている。彼の敏しょう性、動きを信頼している」とストイコビッチ監督。ロンドン五輪アジア予選は7試合1点に終わった永井だが、そのうっ憤をチームで晴らし、五輪本番に備える。

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2012年4月8日のニュース