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チェルシー3季ぶり4強!監督交代で“しぶとさ”戻った

[ 2012年4月6日 06:00 ]

<チェルシー・ベンフィカ>PKを決めるチェルシーのランパード

欧州CL準々決勝第2戦 チェルシー2―1ベンフィカ

(4月4日)
 2試合が4日に行われ、チェルシーがホームでベンフィカを2―1で下し、2戦合計3―1で3季ぶりの4強を決めた。準決勝では3季前に勝利目前から敗れたバルセロナと対戦。Rマドリードはキプロスの伏兵アポエル・ニコシアを5―2で退け、2戦合計8―2で2季連続4強に入った。

 苦しみながらもチェルシーが4強にたどり着いた。最後は後半ロスタイム2分にFK守備からMFラウル・メイレレスが50メートルのドリブル。カウンターでとどめを刺した。

 「今はこの勝利を楽しませてほしい」と息をついたディマッテオ暫定監督。前半21分にMFランパードが先制PKを決め、2戦合計2―0としながら勝利を決める追加点が遠かった。退場で1人少なくなった相手に後半5分にはMFラミレスが左クロスに合わせるだけの決定機を逃すなど逸機の連続。残り5分でお粗末なCK守備から失点し冷や汗をかいたが、それでもしぶとく勝ち抜いた。監督交代後は公式戦7勝1分け1敗。勝負強さを取り戻しつつある。

 後半15分に退いたDFテリーは3月27日の第1戦から肋骨2本にひびが入っていたことを告白。「後半は呼吸が苦しくなった」と明かし、離脱の可能性が出てきた。準決勝は3季前に勝利目前から決勝進出を阻まれたバルセロナが相手。「彼らとの間にはやり残したことがある」とランパードが訴えた雪辱への思いで苦境を乗り切れるか――。国内リーグでもCL出場圏外の5位に沈むチェルシーが正念場を迎えた。

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2012年4月6日のニュース