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佐々木監督タイトル宣言!なでしこ“4点取ってVだ”

[ 2012年4月5日 06:00 ]

笑顔でアップする(左から)宮間、近賀、川澄ら

キリンチャレンジカップ2012 日本―ブラジル

(4月5日 ホームズ)
 大量得点でサッカー王国を撃破する。世界ランク3位のなでしこジャパンは5日、同4位のブラジルと対戦する。4日は試合会場のホームズスタジアム神戸で公式練習を行った。公式会見で、佐々木則夫監督(53)は4点以上取って大勝し、キリンチャレンジ杯のタイトルを獲得することを宣言した。
【予想スタメン メンバー 日程】

 佐々木監督の口から大胆な大勝宣言が飛び出した。「4点を取りにいく。欲張りだけどね」。前日3日に米国がブラジルに3―0で快勝。日本が優勝するには3点差以上での勝利が必須。その上で4点以上を奪えば得失点差で米国を上回り単独1位になる。タイトルにこだわる指揮官は「立ち上がりからトップギアでやって、交代選手(枠いっぱいの)6人を使ってトップギアを90分継続したい」と言い切った。

 ブラジルはエースFWマルタが不在とはいえ米国戦の映像を分析した佐々木監督は「マルタに近い能力を持った選手がいる。クロスの質は高い」と個人技に警戒感を示した。それでも米国戦で負傷したMFフォルミガが欠場の見通しで日本には好条件がそろっている。

 心強いデータも存在する。ブラジルには2勝1分け2敗の五分だが、最後の敗戦は96年アトランタ五輪(0―2)で以後は1勝1分け。南米勢とは最近10年8戦負けなしだ。

 「今回のキャンプの総決算」と位置づける佐々木監督はミーティングで4得点以上を厳命。安藤が「組織で2人目、3人目が絡んでいくと、対応できていない印象。隙はある」と言えば、菅沢も「4点のうち1点は決めたい」と意気込んだ。

 五輪本番でも1次リーグ最終戦で得失点差が決勝トーナメント進出に影響する状況が想定される。ブラジル戦は絶好のシミュレーションだ。世界ランクで見れば相手は格下。ただ勝つのだけではなく、総力戦で圧倒的な力の差を見せつける。

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2012年4月5日のニュース