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万全アウェー対策!FC東京 日本料理のシェフ帯同で北京攻略だ

[ 2012年4月4日 06:00 ]

ACL1次リーグF組 FC東京―北京国安

(4月4日 北京工人)
 1次リーグF組首位のFC東京は4日、アウェーで北京国安(中国)と激突する。3日の公式練習前には早速、敵意むき出しのアウェーの洗礼を受けた。

 チームバスが競技場に入ろうとすると、片言の日本語で「バカヤロウ!」と大合唱し、中指を立てる卑劣なポーズを取る地元サポーターに取り囲まれた。バスの中では「ウォ~」と驚きの声が上がった。それだけではない。練習中は黄砂の影響で目やのどに痛みを訴える選手が続出した。

 中国ではACLへの関心が予想以上に高く、テレビではFC東京の戦力解析を特集する番組が放送。試合当日は4万人の観客が見込まれ、過激な応援も予想される。それでも石川は「物が投げ込まれなければ大丈夫です」と独特の雰囲気を楽しみ、白熱必至の首都対決に燃えていた。

 むろんFC東京側のアウェー対策も万全だ。過去に対戦経験を持つJクラブ関係者から北京国安の用意する宿舎の食事が「まずい」という情報をキャッチ。急きょ、北京市内で日本食レストランを営むシェフを呼んで、食事面のストレス軽減に成功した。試合の映像をチェックする限り、北京国安はラフプレーが横行する中国リーグの代表的な存在。だが得意のパスサッカーで翻弄(ほんろう)し、卑劣な相手サポーターをも黙らせる。

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2012年4月4日のニュース