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“ウィルシャーの道”歩む宮市 「夏には違う選手になっている」

[ 2012年4月3日 09:30 ]

レンタル移籍したボルトンで一気に飛躍した宮市(右)

 ボルトンの日本代表FW宮市亮(19)の評価がうなぎ上りだ。1月にアーセナルからボルトンへ期限付き移籍し、3月31日のウルバーハンプトン戦まで公式戦7試合連続で先発して1得点2アシスト。新天地で飛躍した若きスピードスターを、本場英国の記者はどう見ているか。ボルトンの番記者マーク・イリーズ氏(ボルトン・ニュース紙)、全国紙記者スティーブ・スタマーズ氏(サンデー・ミラー紙)、評論家のデビッド・プリート氏(元トットナム監督)に話を聞いた。

 ボルトンへの“武者修行”は大きな成長につながる、というのが3人の共通した意見だ。同じルートでイングランド代表にまで出世したアーセナルMFウィルシャーという良き先例もある。

 ≪イリーズ記者≫ウィルシャーはフィジカルに課題があると言われたが、ボルトンへレンタル移籍した後はたくましい選手へ生まれ変わった。リョウも今夏にアーセナルへ戻るころには違う選手になっていると思う。

 ≪スタマーズ記者≫プレミアリーグで試合に出場することは(2軍にあたる)リザーブリーグでは決して得られない非常に貴重な経験。リョウは若さゆえに、成長曲線も急激な伸びを見せている。

 課題は精神面と、スタマーズ記者、プリート氏は口をそろえる。

 ≪スタマーズ記者≫ビッグプレーヤーになるためには、メディアやサポーターからの大きな期待や注目に対処しなければ。

 ≪プリート氏≫彼は若く、才能もある。スピードは折り紙付きだし、技術もある。物おじしない性格もプラスに働くだろう。あとは、揺るぎない自信と強い精神力を持つことだ。

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