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負のデータを打ち破れ!G大阪 背水の一戦で初勝利を

[ 2012年4月3日 06:00 ]

ACLブニョドコル戦へ向けて意気込みを語るG大阪・松波監督(右)と日本代表DF今野

ACL1次リーグE組 G大阪―ブニョドコル

(4月3日 万博)
 ミッション・インポッシブルを打破せよ!G大阪は3日、本拠地でアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)1次リーグのブニョドコル戦を控える。過去にACLで2連敗スタートしたクラブはすべて1次リーグ敗退。不吉なデータが待ち構えるものの、アジア初采配となる松波正信監督(37)は「可能性はある」と強気の姿勢。背水の一戦で今季公式戦初勝利を手にし、逆転突破への光をともす。

 今季公式戦6戦全てで先制点を献上し、リードは一度もない。ACL参加32チーム中、唯一の無得点。2クラブが予選突破できる現行の規定で、過去、開幕2連敗したクラブが突破を果たした事例はない。並ぶのは負のデータばかり。それでも松波監督は崖っぷちの状況を楽しんでいる。

 「プレッシャー? 経験値の高い選手が多い。心配していない。逆にボクの方が掛かっている。選手からプレッシャーを取り除いてもらっている」

 相手はGKネステロフやFWサモロフらウズベキスタン代表選手に、10年アジア杯決勝でも対戦した豪州代表MFカーニーらが所属する強豪。5大会連続出場で予選敗退は一度もない。「全体的にテクニックがあり、組織立ったチーム」と指揮官も強い警戒心を示す一方、「どこが相手でもウチらしく崩したい」と真っ向勝負を明言した。

 冒頭15分間のみ公開した最終調整では左太もも付近を痛め、新潟戦を欠場したFWパウリーニョも参加。現状のベストメンバーがそろう可能性が高い。新潟戦では本来のパスワークが復活。あとは全てのマイナス要素を吹き飛ばすような勝利を手に入れるだけだ。

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2012年4月3日のニュース