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安藤が軸の超攻撃的布陣だ!最年長FW米国戦「結果出す」

[ 2012年4月1日 06:00 ]

軽快な動きを見せる安藤

キリンチャレンジ杯 日本―米国

(4月1日 ユアスタ)
 なでしこジャパンが超攻撃的に攻める。1日のキリンチャレンジ杯で米国と対戦するなでしこジャパンは31日、会場のユアテックスタジアム仙台で公式練習を行った。公式会見では佐々木則夫監督(53)が攻撃面を重視して戦うことを明言。ピッチに立てば国際Aマッチ通算100試合出場となるFW安藤梢(29=デュイスブルク)は東日本大震災の被災地で開催される節目の試合でゴールを奪い、米国戦3連勝の立役者になる。
【予想スタメン】

 W杯決勝、アルガルベ杯準決勝で2連勝している米国戦。指揮官は「格闘」「バトル」という言葉を使って、最大のライバルにアグレッシブに攻撃を仕掛けていくプランを口にした。「得点が0でないように徹底的にやらせる」。非公開の公式練習ではミニゲームで攻撃の連係などを最終確認したもようだ。

 超攻撃的サッカーをFW陣最年長の安藤がけん引する。「ピッチに出た瞬間のことを今でもハッキリ覚えている」と振り返る99年6月26日のW杯米国大会のノルウェー戦でのA代表デビュー。その後、3度のW杯と2度の五輪を経験したベテランは、あと1試合で通算100試合。「あっという間だったけど、いろいろな経験をしてきた。100試合目はただの1試合ではなくて、特別な気持ちがある」と熱い思いを口にした。

 主力としてなでしこジャパンを支えてきたが、最近はゴールから遠ざかっている。最後の得点は10年5月27日のアジア杯・中国戦。米国戦と5日のブラジル戦(ホームズ)は五輪メンバー18人の重要な選考過程で「やっぱりFWなのでゴールという結果を出さなければいけない」と捉えている。若手の新戦力が台頭してきていることもモチベーションのアップにつながっている。

 今回の会場は東日本大震災で被災した仙台だけに、サッカーを通して勇気や希望を届けるつもりだ。「W杯で優勝して被災地に勇気を与えることができたと思う。今回も勝って元気づけることができれば」。約1年10カ月ぶりのゴールで復興の一助となるメッセージを被災地に届ける。

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