柏　ホームで５発圧勝！ＡＣＬ初勝利！

＜柏―全北＞前半、先制ゴールを決め、指を突き上げ駆けだす柏・那須

　サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）は２１日、各地で１次リーグ第２戦を行い、Ｈ組で昨季Ｊ１王者の柏は、ホームで昨季ＡＣＬ準優勝の強豪・全北（韓国）と対戦し５－１で快勝。ＡＣＬ初出場の柏は１勝１敗。全北は２敗。

　柏は前半４０分、左サイドからのＦＫをＤＦ那須が頭で合わせ先制。那須は磐田から移籍後初ゴール。

　同４６分にはＦＷレアンドロ・ドミンゲスがＰＫを決め２－０。直後の４７分には再びレアンドロ・ドミンゲスがループシュートを決め、３－０として前半を終了した。

　後半の６分、全北がファン・ボーウェンのゴールで１点を返した。後半３０分には、柏は追加点のチャンスとなるＰＫを得たが、レアンドロのシュートはＧＫに止められ、こぼれ球も枠外だった。

　だが、後半４４分には、レアンドロからのパスを中央で受けた田中がゴールを決め、再びリードを広げた。試合終了間際には、先週木曜日に長女・真侑ちゃんが生まれたばかりの茨田のゴールで５点目。ゆりかごパフォーマンスで喜んだ。

　田中が「これが去年の勝ち方」と話せば、酒井は「やっとスタートラインに立てた」。チーム全体が自信を取り戻し、勝ち点３以上に意味のある１勝となった。

　ネルシーニョ監督は「チームが機能した。選手もパフォーマンスも良かったので、正しい結果だと思う」と快勝を喜び、まだ１分１敗と勝ちがないだけに「この力をそのままＪリーグに持っていきたい」と語っていた。

　▽全北・李興実監督　チームに問題があったわけではない。１―５という結果は全て監督に責任がある。１次リーグの残り４試合も全力を尽くす。