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C大阪 清武らU―23組活躍で長居がサクラ色に染まる

[ 2012年3月16日 06:00 ]

J1第2節 C大阪―G大阪

(3月17日 長居)
 C大阪に思わぬ“五輪特需”だ。17日にG大阪とのダービーマッチを控える中、U―23日本代表のMF清武弘嗣(22)、山口蛍(21)、扇原貴宏(20)の3人が15日、チームに合流。五輪出場を決めた前日のバーレーン戦(国立)でセレッソ勢が活躍したことが反映され、この日になってチケットの売れ行きが急激に伸びる事態に。今季ホーム開幕戦の舞台となる長居がサクラ色に染まる。

 サクラ色のトリオが想定外のサプライズを巻き起こした。前日にバーレーンを撃破してロンドン五輪出場を決めた関塚ジャパンにあって、扇原は先制点、そして清武は追加点を挙げる活躍。さらに山口もフル出場で攻守にわたってチームの勝利に貢献した。この3人の活躍があり、C大阪が“五輪特需”ともいえる恩恵を受ける形となった。

 17日に控えるG大阪とのダービーマッチ。そのチケットの売れ行きが、この日になって急激な伸びを見せた。「きのうのきょうで伸びてきています。代表戦で活躍した反響がやっぱりありますね」とクラブ関係者。前日に比べて約1・5倍の売り上げを記録し、残りも少なくなってきた。今季ホーム開幕戦の舞台となる長居スタジアムが、満員に近いセレッソサポーターで埋め尽くされることになった。

 代表から戻ってきたばかりとあって、この日にチームに合流した3人は別メニュー調整で疲労回復に努めた。見守ったソアレス監督は「連戦だからコンディションに影響はあるかもしれない。当日まで見極めたい」と起用に慎重な姿勢を見せた。だが、清武が「ダービーは注目されるし、チームのためにできることをやりたい」と話しているように、3人そろって出場へ意欲的。先発起用されることは濃厚だ。

 この日は約6年ぶりに完全非公開練習を行うなど、チームは大阪ダービーに向けて必勝態勢を敷いている。「自分はジュニアユースからセレッソだし、ダービーは意識している」と扇原。大観衆の声援を背に受け、宿敵ともいえるライバルから今季初白星を奪う。

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2012年3月16日のニュース