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18年ぶりの開幕戦3失点…迷走スタートのG大阪

[ 2012年3月11日 06:00 ]

<G大阪・神戸>ホームでの連続大量失点にサポーターからは過激な横断幕が掲げられた

J1第1節 G大阪2―3神戸

(3月10日 万博)
 4日前のACL浦項戦と同じシーンが繰り返された。前半の早い段階で得点を許し、後半はセットプレーから連続失点。2戦連続3失点。G大阪がリーグ開幕戦で3失点以上するのは94年の市原(現千葉)戦以来18年ぶりで、試合後はサポーターから“西野さんがあきれている”と前監督を引き合いにした屈辱的な横断幕まで掲げられた。

 負けられない1戦だったはずだ。Jリーグ発足以来、G大阪のユニホームなどを手掛けてきた「デサント」のマーケティング部門サッカー販促担当・佐藤彰男さんが前日9日に死去(享年60)。選手は喪章を付けて臨んだ。終了間際にFWラフィーニャの得点で意地を見せたが、それでも勝利には届かなかった。

 浦項戦からシステム変更したが、DF今野が「スムーズな攻撃ができていない」と振り返るようにチグハグさは解消できていない。セホーン監督は「中盤をもう少し改善しないといけない」と17日の大阪ダービーで、再度のシステム変更を示唆。果たして改善されるのが先なのか、指揮官の責任を問われるのが先なのか…。西の雄が苦しんでいる。

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2012年3月11日のニュース