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沢欠場を救う!川澄 ドイツ戦「悔しさある だから楽しみな気持ち」

[ 2012年3月7日 06:00 ]

決勝前でもリラックス!練習を終えピースサインする(左から)川澄、田中、熊谷

アルガルベ杯決勝 日本―ドイツ

(3月7日 ファロ)
 女子サッカーのなでしこジャパンは7日、FIFAランク2位のドイツとの決勝戦に挑む。 世界1位に初めて90分勝ちした5日の米国戦を欠場したMF沢穂希(33=INAC神戸)は6日、ドイツ戦も欠場することが決定した。

 大黒柱を欠くなかで、先発出場が濃厚なエースのMF川澄奈穂美(26=同)と米国戦のヒロイン、FW高瀬愛実(21=同)が力強くゴール宣言した。

 いつもと違う風景にも川澄の信念に揺らぎはなかった。この日の最終調整には前日同様、沢が不在。精神的支柱になっていた大黒柱がいなくても、いや、いないからこそエースは必勝を誓った。

 「選手である以上、負けるのは悔しい。内容にもこだわりたい」

 ドイツ戦への執着は強い。昨年7月のドイツW杯準々決勝。川澄はピッチに立つことすらできなかった。シンデレラとなったのはその4日後の準決勝・スウェーデン戦で2ゴールを決めてから。延長の死闘で、初めてドイツを撃破した一戦は蚊帳の外だった。

 「ドイツ戦に出られなかった悔しさはある。だから楽しみな気持ち」。米国とは違うパワーやスピード。そのいずれも体感できなかった屈辱を払しょくするには初戦のノルウェー戦に続く今大会2ゴール目しかない。

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