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また長谷川!FC東京 豪王者に快幕2発でアジア1勝

[ 2012年3月7日 06:00 ]

<FC東京・ブリスベーン>後半、2点目のゴールを決め、抱き合って喜ぶFC東京・長谷川(右)

ACL1次リーグF組 FC東京2-0ブリスベーン

(3月6日 ブリスベーン)
 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、各地で開幕。初参戦のFC東京はアウェーのブリスベーン戦に2―0で快勝し、アジア1勝を飾った。後半10分、新戦力で近い将来の日本代表入りが期待されるMF長谷川アーリアジャスール(23)が公式戦2戦連続ゴールで試合を決めた。

 またもゴール前に詰めていたのは守備的MFの長谷川だ。後半10分、羽生のシュートを相手GKがはじくと迷わず右足一閃(せん)。3日の柏戦に続く2戦連続ゴールを決めた。「あそこに入って行けるのは調子がいいから」。近い将来、日本代表入りも期待される23歳が乗っている。

 U―20日本代表時代には日本代表MF香川(ドルトムント)と切磋琢磨(せっさたくま)、昨季まで所属した横浜時代にはリヨンも獲得に動いた逸材は速いパス回しを得意とするサッカーに瞬く間にフィットした。柏戦がトップ下なら、この日はボランチを務める万能ぶり。2戦連発は「(FWも務めた)横浜でもなかった」と笑った。

 歴史的なアジア1勝。昨季37戦無敗の記録をつくり、次期オーストラリア代表監督の呼び声高い敵将ポスタコグル監督は「勉強になりました」と脱帽した。「これで飛行機でも気持ちよく眠れますね」と長谷川。片道20時間の過酷移動もどこ吹く風。昨季J2から昇格の柏がJ1制覇したが、今年はFC東京がアジアに旋風を起こす。

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