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本田1トップ待望論出た!主力選手も得点力不足解消を期待

[ 2012年3月2日 06:00 ]

1トップ待望論が噴出している本田

 W杯予選2戦連続零敗の緊急事態を受け、MF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)の「1トップ起用待望論」が出始めた。ホームで0―1で敗れたウズベキスタン戦から一夜明け、複数の主力選手から本田のトップ起用を熱望する意見が噴出した。

 実現すれば、16強入りした10年W杯南アフリカ大会以来で、得点力不足解消の切り札として期待される。

 得点力不足解消の切り札として「本田1トップ構想」が浮上した。29日のウズベキスタン戦でホーム開催のW杯予選では15年ぶりの敗戦。シュート数6対10と内容でも下回る屈辱的黒星だった。前線にボールが収まらなかったことが苦戦の最大の要因で、香川は「FWにボールが入らず攻撃のスピードが上がらなかった。ボールが縦に入らないと相手も怖くない」と振り返っていた。

 ザッケローニ監督は10年10月のチーム発足後、主に前田、李、ハーフナーの3選手を1トップに配置。ウズベキスタン戦では定位置争いの1番手と目されていた前田の招集を見送るなどFWを固定できていない。今冬の市場で欧州移籍を実現し、伸びしろのある李、ハーフナーの成長が期待される一方で、複数の関係者から本田1トップの待望論が噴出。ある主力選手は「1トップで一番良いのは(本田)圭佑。キープ力があり、決定的な仕事ができる」と力説した。

 右膝負傷のリハビリを続けていた本田は、2月21日の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦レアル・マドリード戦に途中出場し、昨年11月以来の公式戦復帰を果たした。6月に始まる最終予選には万全な状態で臨める見通し。完全復活間近のレフティーの起用法が日本の命運を左右する可能性もある。

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2012年3月2日のニュース