なでしこ国内組集合！アルガルベ杯へピリピリムード

宿舎に到着した川澄は無言で移動する

アルガルベ杯遠征前夜

　２９日に開幕するアルガルベ杯（ポルトガル）に出場するなでしこジャパンの国内組１６人が２５日、千葉県成田市内のホテルに集合した。ノルウェー、デンマーク、米国と対戦する“プレ五輪”を前に、チームは早くもピリピリムード。右ふくらはぎ肉離れから復帰したばかりのＭＦ沢穂希（３３）は、ＭＦ川澄奈穂美（２６）や初招集のＦＷ京川舞（１８）らＩＮＡＣ神戸のチームメートとともに合流したが、沢も川澄も報道陣に言葉を発することなく、すでに戦闘モードに入っている様子だった。

　佐々木則夫監督（５３）は、大会で各選手が複数のポジションをこなす“なでしこ七変化戦法”を試行することを明言。普段は冗舌な指揮官も「いいコンディションになってきた。全選手を試そうと考えている」と話すにとどまった。

　この日はホテルでミーティングを行い、大会に向けた意思統一を図った。２６日に成田空港から現地に向けて出発。欧州組５人はリスボンで合流予定だ。初戦のノルウェー戦まであと３日。なでしこジャパンの五輪イヤーの戦いがいよいよ幕を開ける。