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原口 目潤ませる「多くの人に支えてもらわなければ帰ってこられなかった」

[ 2012年2月23日 06:29 ]

<マレーシア・日本>後半10分にゴールを決めた原口
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五輪アジア最終予選C組 日本4-0マレーシア

(2月22日 クアラルンプール)
 日本はアウェーでマレーシアに4―0で快勝した。MF原口元気(20=浦和)が前半35分のDF酒井宏樹(21=柏)の先制弾をお膳立て。後半10分には酒井のアシストからチーム3点目を決めてゴールラッシュを呼び込んだ。
【試合結果 C組日程&順位表 メンバー】

 「きょうは本当にチームにとっても個人にとっても大切な試合だと思っていたので、結果が出て良かった。たくさんの人に支えてもらわなければここに帰ってこられなかった。皆に感謝したいです」と原口は目を潤ませた。

 痛恨の事件を起こしてしまったのは昨年12月10日のことだ。所属する浦和の全体練習後、ユース時代から仲のいいチームメートで、1学年下のDF岡本拓也(19)との悪ふざけからケンカに発展。コーチに引き離された際に原口が2発蹴りを見舞い、岡本に左肩関節脱臼で全治3週間となる大ケガを負わせてしまった。

 原口はけん責処分を受け、1週間の謹慎。岡本も一緒に暮らす浦和の寮では、未熟な自分へのふがいなさ、情けなさ、岡本への申し訳なさなどがごちゃ混ぜになり「部屋を出ること自体、勇気がいった」と振り返る。

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