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佐々木監督の意図にじむ顔ぶれ 五輪へテスト期間

[ 2012年2月20日 18:11 ]

日本女子代表メンバー発表

 佐々木監督は今大会を、ロンドン五輪に向けたテスト期間と位置付けている。今回の顔触れにも、その意図がにじむ。

 初選出の京川を含め、昨年のW杯や五輪予選に出なかった選手が5人選ばれた。同監督が「セカンドクラスはいい選手が出てきている。12、13番目の子は、11人に入らないと席はないぞということ」と話すように、控え選手の底上げを狙う。

 DF有吉やMF伊藤は複数のポジションをこなせる。攻撃陣では突破力のある木龍、ポストプレーが持ち味の菅沢と、特徴のある選手が選ばれた。強豪国を相手に、力を発揮できるか。今後の選手選考においても、貴重な判断材料となる。

 今月の代表候補合宿に参加しなかった主力のコンディション確認も一つの目的だ。昨年の女子W杯優勝メンバーの欧州組5人は、全員が選ばれた。国内組でも、けがで合宿を休んだ沢や岩清水らがメンバー入りした。

 これまで主力を担ってきた選手はもちろん、新顔も含めて数多くの選手を組み合わせて戦うことになる。新戦術の導入も示唆するなど、五輪本番へ向けてさらなる進化を求める場となりそうだ。

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2012年2月20日のニュース