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久保 高校生フル代表!最年少ゴール記録狙うぞ

[ 2012年2月18日 06:00 ]

大阪国際空港に到着した久保は、サムアップでヤル気満々

親善試合 日本―アイスランド

(2月24日 長居)
 日本サッカー協会は17日、親善試合アイスランド戦(24日、長居)に臨む日本代表メンバー25人を発表。現役高校生のFW久保裕也(18=J2京都)が初選出された。98年の市川大祐(当時清水ユース)以来となった高校生日本代表は、国際Aマッチ最年少得点記録(19歳119日)の更新にも意欲を見せた。また、同協会の原博実技術委員長(53)は、ボルトンのMF宮市亮(19)が29日のW杯アジア3次予選ウズベキスタン戦(豊田)に招集される可能性があることを明言した。
【日本代表メンバー】

 サプライズ招集に一番驚いたのは久保本人だった。鹿児島キャンプ中のこの日午後、宿舎で祖母井(うばがい)秀隆GMから、日本代表初選出を伝えられた。「分かりました」。その時は状況を把握できず素っ気なく答えた。しかし、心の鼓動は激しさを増すばかりだった。

 「ビックリで…。全く考えてなかったし(可能性も)ゼロだと思っていた。本当に実感がないんです」

 現在は立命館宇治高に通う18歳。昨季はJ2で31試合に出場し10得点。準優勝した天皇杯では準決勝、決勝と2戦連続ゴールを挙げるなど、注目を集めていた。高校生での日本代表は98年の市川大祐以来の大抜てきだ。

 そんな次代のエース候補にザッケローニ監督も大きな期待を寄せている。久保のプレーはDVDでしか見たことがないとはいえ、「何でも器用にこなせる現代的なアタッカー」と評価。その上で「とても高い質を持っている。協会としても(柴崎、磯村含め)彼らはいずれ代表で重要な選手になるはずだと踏んでいる」と、将来性を見込んで初招集に踏み切ったことを明かした。

 18歳62日で迎えるアイスランド戦では、出場すれば市川に続く史上2位の若年デビューを果たす。さらにゴールを奪えば、金田喜稔氏の持つ史上最年少得点記録(19歳119日)も大幅に更新する。前日の磐田との練習試合ではハットトリック。この日も岡田武史監督率いる杭州緑城との練習試合で1得点を挙げるなど、コンディションは上々だ。「ビビらずにやりたいし、練習から点を取りたい。記録になってうれしくないことなんてないし、試合に出たら点を取りたいっす」。サプライズは招集だけには終わらせない。何より得点にこだわってきたストライカーの眼光はどこまでも鋭かった。

 ◆久保 裕也(くぼ・ゆうや)1993年(平5)12月24日、山口県山口市生まれの18歳。10年8月にトップチームで出場可能な2種登録。昨季は4月24日にJデビューし、30試合10得点。U―16、17、18で日本代表。1メートル77、68キロ。利き足は右。血液型A。家族は両親と姉、兄。ニックネームは「ユウヤ」。

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2012年2月18日のニュース