×

松本山雅 東大卒の久木田が最高値 反町監督 チーム全体では辛口評価

[ 2012年2月3日 11:18 ]

 J2松本山雅は2日、キャンプ地の静岡県御殿場市と裾野市で2部練習を行った。午前中に実施したフィジカルテストでは、新加入FW久木田紳吾(23)とMF久富賢(21)がチーム最高値を記録。持久力の高さを証明し、反町康治監督(47)も「グッド」と高評価した。

 高いのは偏差値だけではない。東大卒の久木田が、頭脳とともに身体能力の優秀さも証明した。

 午前9時30分から行われたフィジカルテスト。短い距離をシャトル・ラン(往復)するYO―YOテストと呼ばれるもので、日本代表や多くのJクラブでも採用されている。2番目の組で登場した久木田は、DF李やFW塩沢らとともに20メートルダッシュを繰り返した。

 10本目過ぎから苦しそうな表情を見せたものの、歯を食いしばって激走。次々と脱落するほかの選手を尻目に27本を走りきった。

 チーム最高値1080の好記録をたたきだし、「行けるところまで行こうと思った。限界まで力を出せた」と、納得の表情を浮かべた。入団時に「持ち味はスピードと運動量」とアピールしたが、その言葉を自ら証明して見せた。

 久木田とともにチーム一の小兵・1メートル60の久富も1080を記録。「自分の武器は走ることなので、それを見せられて良かった」と、笑顔だ。反町監督は「Jでも1000を越えればグッド」と、2人に高評価を与えた。

 一方でチーム全体の数値については「予想どおり、前のチーム(湘南)より100くらい低い。より強靱(きょうじん)な体を作らないと」と辛口だ。

 その後の午後の練習では周辺が真っ暗になった午後6時までみっちりとメニューをこなしたが、反町監督は「もっと鍛えなければいけない」と、さらに厳しい練習を課すことも示唆。キャンプ3日目にして指揮官の厳しさにも拍車が掛かってきた。

続きを表示

2012年2月3日のニュース