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北朝鮮が韓国との試合拒否 選手を会場から引き揚げる

[ 2012年1月31日 22:09 ]

 聯合ニュースによると、日本と中国、韓国、北朝鮮のチームが参加し中国雲南省昆明で31日に始まったサッカーの青少年チーム(14歳以下)大会で、北朝鮮が韓国との対戦を拒否し、選手を会場から引き揚げた。

 北朝鮮は昨年末、金正日総書記の死去への弔問を制限したとして韓国の李明博政権とは「永遠に付き合わない」と国防委員会が宣言、その後も李政権非難を続けている。

 試合は金総書記の死去後、初めてとなる南北スポーツ交流として注目されていたが、北朝鮮チームの関係者は同国政府の方針で大会に参加できないと関係者に伝えたという。

 大会は韓国プロ、Kリーグの仁川ユナイテッドが主催。韓国仁川市によると、北朝鮮から参加した「4・25体育団」の青少年チームは31日に仁川と対戦予定で、試合前には双方の選手が集まり写真を撮るなどしていたが、4・25の監督の指示で突然選手が会場から撤収したという。

 仁川市は3月1日に北朝鮮チームを招いて親善試合を行う計画で、昆明で北朝鮮側と協議する予定だったが、開催は難しくなった。

 昆明での大会には、日本からはJリーグの横浜マリノス所属の選手が参加。2月3日までの予定で、日中韓の3チームで大会を続けるという。(共同)

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2012年1月31日のニュース