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安貞桓 涙の引退会見“またチーム変わるのでは”という視線は大変だった

[ 2012年1月31日 16:08 ]

 サッカーの2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会でベスト4に進出した韓国代表のメンバーで、J1の清水、横浜でも活躍したFW安貞桓(36)が31日、ソウル市内で引退記者会見を行い「サッカー選手としてW杯の舞台を3度も踏むことができて幸せだった」と、涙で声を詰まらせながら述べた。

 地元W杯では延長にもつれた決勝トーナメント1回戦でイタリアを破る決勝ゴールを決めるなど、韓国躍進の象徴になった。「02年W杯でファンの愛を受けたことが最も記憶に残っている」と、選手生活最高の思い出に挙げた。

 一方、金銭問題などで移籍を繰り返したことで「またチームを変わるのではないか」という視線を受けて大変だった、と心情を明かした。今後については「しばらく休みたい」とし「選手生活を支えてくれた妻に本当にありがとう」と語った。

 会見後、東日本大震災からの復興に取り組む日本に対し「日本には多くの思い出があるし、たくさんの愛をもらった。国が大変な時だが、頑張ってほしい」とメッセージを送った。(共同)

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2012年1月31日のニュース