名波氏が太鼓判　体が強くハートも強い！本田はイタリア人好み

ラツィオ移籍が決まったＭＦ本田圭佑

　ＣＳＫＡモスクワのＭＦ本田圭佑（２５）が移籍先に選んだのは、イタリア・セリエＡの名門ラツィオ。セリエＡでプレー経験のあるスポーツニッポン新聞社評論家で元日本代表ＭＦ名波浩氏（３８）も本田の新天地での活躍に太鼓判を押した。

　体が強くハートも強い本田のプレースタイルはイタリア人に好まれそうで順応できる可能性は高い。セリエＡには白黒はっきりしたサポーターが多いので、合流直後の活躍次第では一気にブレークすることもあり得る。

　ラツィオは私がベネチアに在籍した９９～００年シーズンに優勝している強豪クラブ。本田は２列目のポジションで起用されることになると思うが、クローゼ、シセらＦＷ陣に能力の高い選手がそろうことはプラス材料になる。

　日本代表のチームメートであるＤＦ長友（インテル・ミラノ）からセリエＡの情報を得ることができるのもアドバンテージ。性格的にイタリア語もすぐに覚えそうだし、環境の変化への対応も問題ないだろう。

　不安材料は９月に手術した右膝の問題。一度復帰して再離脱しただけに本人もナーバスになっているのは間違いない。移籍交渉の段階で患部の状態についてどう説明しているのかは分からないが、セリエＡのようなフィジカル的に激しいリーグでは１００％で復帰できなければ厳しい。（元日本代表ＭＦ）