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日本選手の特性追求…FIFA会長も絶賛した佐々木監督の手腕

[ 2012年1月10日 09:00 ]

FIFA世界年間表彰式 

 佐々木監督は受賞後に「われわれのチーム、なでしこジャパンの総合力、チーム一丸となった評価だと、強く感じている」とスピーチした。女子代表結成から30年。積み重ねた年月が、最高の栄誉に結実した。

 日本選手の特性を追求した先に、女子W杯優勝の栄冠があった。運動量が多く、足元の技術も高い。しかも労を惜しまない。その持ち味を最大限に生かし、前線からのプレスと素早いパス回しを基盤にした。

 これまでの女子サッカー界では米国、ドイツなど体格に優れた欧米勢が覇権を握ったが、全く異なるアプローチで頂点に立った。FIFAのブラッター会長は「日本が世界の女子サッカーの地位を確立した」と“日本オリジナル”のチームで世界を驚かせたその手腕を絶賛している。(共同)

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2012年1月10日のニュース