樋口監督　夢の国立で教え子が躍動「素晴らしい場所」

全国高校サッカー選手権準決勝 四日市中央工６―１尚志

（1月7日 国立）
　コーチを務めていた９１年度以来２度目の決勝進出となった四日市中央工の樋口監督には特別な１勝となった。

　４日に親族に不幸があり、５日の準々決勝・中京大中京戦後に一時離脱。再合流したのは前夜だった。この日朝のミーティングで「この時期にチームを抜けて申し訳ない」と謝罪し「勝って勇気づけたかった」（田村翔）と選手たちは逆に奮起。樋口監督は「国立は夢だった。あらためて素晴らしい場所ですね」と教え子たちに目を細めた。