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大分 県勢初の4強入り!2点ビハインドからの大逆転

[ 2012年1月6日 06:00 ]

<大分・市西宮>後半8分、同点ゴールを決め喜ぶ大分・小松(中央)

全国高校サッカー選手権準々決勝 大分3―2市西宮

(1月5日 埼玉)
 攻撃に徹しきった大分(大分)が県勢初の4強入りを決めた。2点のビハインドをはね返しての逆転勝ち。韓国人指揮官の朴英雄(パクヨンウン)監督は「日本に来て18年目、国立のピッチに立つのは指導者としての夢だった」と号泣した。

 開始わずか13分で2失点したが、全く諦めなかった。徹底的に相手DFの裏に縦パスを蹴り込み、力ずくで攻めた。セットプレーからの2得点で追いつくと、後半35分から出場したFW牧寛が終了間際の39分、裏に抜け出して決勝弾を決めた。今大会初出場で公式戦初ゴールとなった2年生FWは「試合を決めようと思っていた。最高のゴール」と喜びに浸った。

 チームは4試合で17得点を奪っているが、FW岡部ら多くのケガ人を抱えており、万全には程遠い。それでも右足首を痛めているMF上野はきっぱりと言った。「あとは2つ勝つだけ」。初の国立切符には満足せず、頂点を見据えていた。

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2012年1月6日のニュース