×

市西宮 まさかの逆転負け“公立の星”ついに落ちる…

[ 2012年1月6日 06:00 ]

<市西宮・大分>大分に敗れガックリの市西宮イレブン

全国高校サッカー選手権準々決勝 市西宮2―3大分

(1月5日 埼玉)
 公立の星が力尽きた。市西宮(兵庫)は前半13分までに2点リードしながら逆転負け。1947年度の尼崎中(現県尼崎)以来、県勢64大会ぶりの初出場4強はかなわなかった。

 前半9分。MF後藤(3年)のシュートのこぼれ球をFW指田(3年)が押し込み、今大会3試合目にして初めて先制点を奪った。さらに4分後には後藤の華麗なミドル弾で点差を広げた。しかし、大路監督が「早い時間に2点を取って選手もベンチも経験のなさが出た」と振り返った通り、前半34分に1点を返され、後半は守勢に回った。そして残り1分でひっくり返されてしまった。

 ただ、練習環境や遠征などもままならない中、現役国公立大合格者を多数輩出する進学校の快進撃は色あせることはない。大路監督は「もともと、男前ですが、本当の男前にしてくれた」と笑わせながらも、「目標の一つには到達した。二つ目も達成してほしい」と9人の3年生にエールを送った。サッカーの「国立」はあと一歩で届かなかったものの、大学での「国立」合格は譲らない。

続きを表示

2012年1月6日のニュース