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四日市中央工20年ぶり国立!浅野が2戦連続ミラクル弾

[ 2012年1月6日 06:00 ]

<四日市中央工・中京大中京>PK戦の末、中京大中京を破った四日市中央工イレブンが、最後にPKを決めた寺尾(10)の元にダッシュする

全国高校サッカー選手権準々決勝 四日市中央工2―2(PK4-1)中京大中京

(1月5日 駒沢)
 四日市中央工が2試合連続のミラクルで20年ぶりの国立切符を手にした。0―1からFW田村翔の得点ランク単独トップとなる大会5点目で追いつきながら再び突き放され、1―2で迎えた後半ロスタイム。FW浅野が起死回生の同点弾を決め、その後のPK戦を制した。

 殊勲の浅野は、同じくPK戦を制した3回戦立命館宇治戦でも0―1の後半ロスタイムに同点弾を決めており、2戦連続の千金弾だ。50メートル走5秒9の俊足ストライカーは4戦連発の4得点で、得点王も視野に入れるだけに「調子が良くなくて、あまり(チームの)プラスになれなかった」と貪欲なところを見せた。

 昨年大みそかに母・都姉子(としこ)さん(46)が妹・心春(こはる)ちゃんを出産。まだ対面していないが、毎日メールで送られてくる写真を見て励みにしている。誕生当日の1回戦羽黒戦でゴール。まだ生まれたことを知らなかったのに、思わずゆりかごダンスを踊った。「国立で得点を決めたら、またゆりかごダンスをします」と浅野。7人きょうだいの三男が、小倉隆史、中西永輔、中田一三の“四中工トリオ”を擁した91年度以来の頂点へと導く。

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