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大熊監督“ラストシャウト”で有終の美を飾る!

[ 2012年1月1日 06:00 ]

1月1日の決勝がラスト采配となる大熊監督(右)はサポーターと一人ひとりと感慨深く握手した

天皇杯決勝 FC東京―京都

(1月1日 国立)
 天皇杯は1日、東京・国立競技場で史上初めてJ2同士による決勝戦が行われる。FC東京は今季限りで退任が決定している大熊清監督(47)にとって最後の試合。悲願の初優勝とともにACL出場権をつかみ、有終の美を飾る。
【天皇杯日程】

 観客席まで届く大熊監督の「大声」が聞けるのもこれが最後だ。元日決戦。今季限りで退任する指揮官は「今は戦うことに集中している。天皇杯決勝はFC東京にとって未曽有の舞台。生き戦ってもらいたい」。練習後、サポーターからはノドあめをプレゼントされ“ラストシャウト”の準備は整った。

 選手を鼓舞する大熊語録は喜怒哀楽に富む。「ふざけんなッ」「(守備に)戻れーっ」が怒り。「グゥー」「ブラボー」は絶賛。今野が「怒鳴る中にも愛情があった」と言えば「熊さんの“グゥー”はハードルが高い。決勝で言わせたい」と石川。誰もがはなむけの初Vを誓っている。

 京都の大木監督とは岡田ジャパン時代、ともにコーチを務めた仲。国立には岡田氏(現杭州緑城監督)も駆けつける予定だ。相手に不足はない。ラストシャウトは歓喜のグゥーで締めくくる。

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2012年1月1日のニュース