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最後まで迷い続けた横浜 木村監督「頭の中が真っ白」

[ 2011年12月30日 08:04 ]

天皇杯準決勝 横浜2-4京都

(12月29日 国立)
 後半ロスタイムに途中出場のFW大黒の同点ゴールで追い付き、J1としての執念は見せた。だが、内容は完敗だった。

 横浜は延長後半に2点を奪われて万事休す。木村監督は「最後のところで力尽きた。頭の中が真っ白」と、19大会ぶりの決勝進出を阻まれてショックの色をにじませた。

 個々の力は横浜の方が上かもしれない。しかし、京都との大きな違いは、自分たちはこういうサッカーをやる、という姿勢が最後までなかったことだ。今季何度も布陣を変更したことに、その迷いがうかがえる。

 先制点を挙げたFW渡辺は「裏を狙うしかないし、できなかったら何もなくなってしまう」と悔しそう。単調な攻撃を繰り返して競り負けた。

 木村監督は「この天皇杯を取りたかったので悔しい。でも選手は本当によく戦ってくれた。京都は勢いがあった。ピッチに立った時点でJ1もJ2も関係ない」と言い残し、ピッチを去った。

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2011年12月30日のニュース