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18歳久保が延長V弾!J2京都、横浜下して9年ぶり決勝

[ 2011年12月29日 17:47 ]

<横浜―京都>延長後半、決勝ゴールを決めた久保(中央左の背中)に抱きつく京都イレブン

天皇杯準決勝 京都4―2横浜

(12月29日 国立)
 J2京都が延長戦で横浜に4―2で勝ち、9年ぶりの決勝進出。来年1月1日の決勝は史上初となる「J2対決」となった。横浜は今季J2・7位の京都に苦汁をなめる結果となった。

 先制したのは横浜。前半42分、MF中村からの鮮やかなスルーパスに抜け出したFW渡辺がGKをかわし、無人のゴールに蹴り込んだ。

 京都もすぐさま反撃。後半5分にカウンターからドリブルでペナルティーエリア中央に切り込んだMF工藤が豪快にミドルシュートを決めて追いついた。さらに同27分、ゴールから20メートルの位置で得たFKをMFドゥトラがゴール右隅に突き刺し、逆転した。

 横浜は後半37分にFW大黒を投入、中村も華麗なテクニックでチャンスを再三演出する。執念が実ったのはロスタイム。パワープレーに出た横浜は、中村がゴール前に上げたボールをDF栗原が頭で落とし、DF中沢がボレーシュート。一度はGKに阻まれるも、こぼれ球を大黒が押し込み、土壇場で同点に追いついた。

 延長戦に入り、京都は疲れの見えるドゥトラに代え、FW久保を投入。この采配が当たった。延長後半11分、カウンターから飛び出したFW久保がキーパーの逆を突く逆転弾。同15分には19歳の駒井が右足でダメを押した。

 京都の大木監督は「いい試合ではなかったが、サッカーの神様が見ていてくれた。天皇杯は取っているが、ずいぶん前なので、できれば新しい歴史をつくりたい」と語った。

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