新潟　酒井の後釜を獲得　京都の左ＳＢ　高速ドリブラー

　アルビレックス新潟がＪ２京都のＭＦ中村太亮＝たいすけ＝（２２）を獲得することが２３日、明らかになった。近日中に正式発表される見通しだ。

　この日、Ｕ―２２日本代表ＤＦ酒井高徳（２０）が１月にドイツ・シュツットガルトへ期限付きで移籍することが正式決定。海外移籍はロンドン五輪後とみられていたが、クラブは酒井高の後釜となる左サイドバックとして中村獲得へ素早く動いた。

　中村はＭＦ登録だが、今季は主に左サイドバックとして１４試合に出場し１得点。Ｊ１だった昨季は開幕スタメンに名を連ねるなど左サイドハーフを主戦場に、２６試合で１得点を挙げている。

　京都府出身で京都ジュニアユース―金光大阪高を経て０８年に京都入団。利き足の左はテクニックに優れ、スピードを生かした切れのあるドリブル突破が持ち味だ。０９年にはＵ―２０日本代表に選ばれ、アルクディア国際ユーストーナメントに出場している。中村獲得について神田勝夫強化部長は「サイドバック、サイドハーフをこなせる存在。若いし今後が楽しみな選手」と期待を口にした。