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考え続けた17年 宮本 欧州での勉強は「ここが本場だと感じた」から

[ 2011年12月19日 17:00 ]

引退表明の記者会見を終え、花束を手に笑顔を見せるJ1神戸の宮本恒靖

 決断について語る宮本の口調は、プレーぶりと同様に冷静だった。

 ―引退に至る経緯は。

 「ピッチの中で果たせる役割は多くない。ピッチの外で貢献できることの方がこれから多くなると思った」

 ―印象に残っている試合は。

 「2002年のロシア戦がハイライトの一つ。日本のW杯での初勝利に貢献できてうれしかった」

 ―現役時代に心掛けていたことは。

 「どうすれば優位に立てるかを考えていた。常に考え続けたことで17年間、プレーできた」

 ―神戸では出場機会に恵まれなかった。

 「どういう心理状態になるのかを身をもって知った。指導者になった時に生きる」

 ―欧州で勉強しようと思ったきっかけは。

 「オーストリアでプレーして、ここが本場だと感じた。いずれ日本に持ち帰ることができるものもある」

 ―今後の活動について。

 「はっきりとは言えないが、サッカーに継続して携わる。日本でサッカーのステータスが上がるように貢献していきたい」

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2011年12月19日のニュース