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ネイマール 勝利のゴールでメッシに“リベンジ”だ!

[ 2011年12月18日 06:00 ]

サントス公式練習中、チームメイトをビンタしてからかうネイマール

クラブW杯決勝 サントス―バルセロナ

(12月17日 横浜国際)
 クラブ世界一の座を懸け、18日、南米代表のサントス(ブラジル)と欧州代表のバルセロナ(スペイン)が決勝戦で激突する。17日の公式会見に出席したサントスのブラジル代表FWネイマール(19)は14日の準決勝柏戦に続く2試合連続ゴールを宣言。昨年11月の初対戦で決勝点を決められたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(24)への“リベンジ”を狙う。また3位決定戦ではJ1王者の柏がアジア王者アルサド(カタール)に挑む。
【トーナメント表 日程&結果 予想スタメン メッシvsネイマール】

 ゴールへの意欲を抑えきれない様子だった。決勝前日の公式練習。ネイマールはアップの途中で、イメージトレーニングをするように2度右足でシュートを放ち、無人のゴールネットを揺らした。公式会見には両耳にピアスを着け、首にはペンダントをかけて登場。「自分にとってもサントスにとってもサッカーの歴史に残る試合になる。愛するサントスのために点を決めて勝利に貢献したい」と自らのゴールで勝利に導くことを誓った。

 ネイマール対メッシ。世界中が注目するエース同士の直接対決で、アルゼンチンの天才にリベンジするチャンスが到来した。初対決となった昨年11月のブラジル対アルゼンチンの親善試合。ネイマールは先発したが不発に終わって途中交代し、逆に後半ロスタイムにメッシに決勝点を奪われて0―1で敗れた。「美しいゴールだった。メッシが世界一の選手である理由を見せつけられた」とネイマール。今度はクラブでの対戦だが、エース同士という立場は変わらない。サントスのラマーリョ監督も会見で「世界一のクラブ」と認めるバルセロナを倒せば、「プレーを見ているし、まねることもある」と尊敬するメッシを初めて超えることができる。

 母国ブラジルでも2人のスーパースター対決で盛り上がっている。17日のフォーリャ・デ・サンパウロ紙は1面にネイマールとメッシが同じポーズでボールを蹴る写真を掲載し「ペレとマラドーナの後継者が、ついに公式戦で対戦する」と伝えた。「緊張はないよ。どんな相手でも関係ない。自分のプレーをするだけさ」とネイマール。「不敵」「歓喜」と漢字で刺しゅうしたスパイクでゴールを決めて、世界一の称号を手に入れる。

 ▽前回のメッシVSネイマール 10年11月17日にカタール・ドーハで行われたブラジルとアルゼンチンの親善試合で“初対戦”。メッシが後半ロスタイムにワンツーからゴール前に抜け出し、左足で決勝点を決めてアルゼンチンが1―0で勝利した。アルゼンチンのブラジル撃破は5年ぶりで、メッシにとってもA代表5度目の対戦で初得点&初勝利。メッシはフル出場したが、先発したネイマールは不発のまま後半31分に退いた。

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2011年12月18日のニュース